研究課題/領域番号 |
17H01608
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
水流 聡子 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (80177328)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
41,860千円 (直接経費: 32,200千円、間接経費: 9,660千円)
2019年度: 11,960千円 (直接経費: 9,200千円、間接経費: 2,760千円)
2018年度: 14,300千円 (直接経費: 11,000千円、間接経費: 3,300千円)
2017年度: 15,600千円 (直接経費: 12,000千円、間接経費: 3,600千円)
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キーワード | 臨床看護知識 / 構造化 / 看護計画 / 看護記録 / 超過勤務 / 臨床看護 / 質マネジメントシステム / 看護技術 / 品質 / 改善 / 品質管理 / 質 / 超過勤務時間 / 超過勤務支払額 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、良質な看護計画立案を保証し,確実な実施と効率的な記録を実現し,データに基づく看護の質評価・改善を支援する「臨床看護サービスの質マネジメントシステム」を開発することである。成果指標としては「超過勤務時間」が有用と判断された。1000床のB病院で約400の看護ナビコンテンツが開発され760のPCAPSコンテンツ内に設定された。システムアプリケーションは、チーム医療を支援するTeamCompass として開発された。B病院では、2019年5月に実装された。B病院の超過勤務時間(記録によるもの)分析の結果、2019年3月を基準とした場合、2020年3月には約30%削減した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
構造化看護計画の立案支援システムと,実施に対する構造化看護記録システムが開発された.(1)看護計画・看護記録の漏れの防止(2)優先順位の高い観察へのしぼりこみ(3)併存疾患管理上有用な観察項目の追加 が可能である.これによって,叙述的記録は,ある条件のときのみ必要となる状況となる.この看護計画と記録の構造化は,臨床看護の科学化を推進するデータに基づく評価・改善システムを構築することになる.本研究は,現状の非効率で低品質の看護計画・看護記録に,圧倒的な効率性と品質改善をもたらす.また本研究のモデル構築により,看護の思考プロセスの科学化を推進することが期待される.
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