研究課題/領域番号 |
17H01636
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
吉田 修 広島大学, 人間社会科学研究科(社), 教授 (60231693)
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研究分担者 |
北川 将之 神戸女学院大学, 文学部, 教授 (00365694)
板倉 和裕 奈良工業高等専門学校, 一般教科, 助教 (00809212)
森 悠子 津田塾大学, 学芸学部, 准教授 (10748198)
上田 知亮 東洋大学, 法学部, 准教授 (20402943)
石坂 晋哉 愛媛大学, 法文学部, 准教授 (20525068)
田辺 明生 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (30262215)
小西 公大 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (30609996)
小川 道大 東京大学, 東洋文化研究所, 准教授 (30712567)
三輪 博樹 帝京大学, 法学部, 准教授 (40375390)
油井 美春 関西学院大学, 国際学部, 准教授 (50634440)
和田 一哉 金沢大学, 経済学経営学系, 准教授 (70589259)
志賀 美和子 専修大学, 文学部, 教授 (80401157)
近藤 則夫 独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所, 地域研究センター南アジア研究グループ, 主任研究員 (90450452)
木村 真希子 津田塾大学, 学芸学部, 教授 (90468835)
舟橋 健太 龍谷大学, 社会学部, 准教授 (90510488)
中溝 和弥 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 教授 (90596793)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
42,250千円 (直接経費: 32,500千円、間接経費: 9,750千円)
2021年度: 7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
2020年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
2019年度: 8,580千円 (直接経費: 6,600千円、間接経費: 1,980千円)
2018年度: 8,190千円 (直接経費: 6,300千円、間接経費: 1,890千円)
2017年度: 9,620千円 (直接経費: 7,400千円、間接経費: 2,220千円)
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キーワード | インド / 州政治 / 民主主義 / 比較 / 安定 / 行政 / 国際共同研究 / 連邦的安定化 / グローバリズム / 集権化 |
研究成果の概要 |
インドでは、文化や宗教等の多様性に基づく連邦的枠組みと、社会経済的発展を求める集権的構造とが基盤となり、独立後の政治過程が展開してきたが、前者が後者を修正し、中央における連立政権に代表される州を基礎とした分権的関係が生成した。本研究はこうした展開を、単一の主権国家のもとで地域の多様性に基づいた社会を作る企てと捉え、州を単位とする政治の比較を通じてその過程を明らかにすることを試みた。 本研究の直前に復活した中央議会における単一政党による過半数支配が研究期間中に強化されるなど、新たな傾向の解明にも取り組み、地域の多様性に基づく分権化と、グローバル化が要請する国家への集権化との競合関係に注目した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、単一の主権国家内部における異なる政治的単位の間での多様性が、混乱や国家の崩壊ではなく、民主主義的安定をももたらす可能性をも持っていることを、国家間ではなく国家内の政治的単位間の比較研究によって明らかにしようとし、それに成功している点に学術的意義がある。 また、こうした国家内部における多様性が民主主義的過程を通じて安定をもたらしうるという結論は、国際社会におけるさまざまな国家崩壊や平和構築過程における議論や問題把握に大きな示唆を与えることができる。
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