研究課題/領域番号 |
17H01646
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
考古学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
村上 恭通 愛媛大学, アジア古代産業考古学研究センター, 教授 (40239504)
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研究分担者 |
臼杵 勲 札幌学院大学, 人文学部, 教授 (80211770)
丹羽 崇史 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 都城発掘調査部, 主任研究員 (40455564)
槙林 啓介 愛媛大学, アジア古代産業考古学研究センター, 准教授 (50403621)
松本 圭太 九州大学, 人文科学研究院, 助教 (00726549)
荒 友里子 愛媛大学, アジア古代産業考古学研究センター, 研究員 (90783853)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
42,380千円 (直接経費: 32,600千円、間接経費: 9,780千円)
2021年度: 7,930千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 1,830千円)
2020年度: 8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
2019年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
2018年度: 8,450千円 (直接経費: 6,500千円、間接経費: 1,950千円)
2017年度: 9,620千円 (直接経費: 7,400千円、間接経費: 2,220千円)
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キーワード | 4カ国アルタイ地域 / 製鉄 / 遊牧社会 / 森林資源 / 鉱産資源 / 技術伝播 / 地域差 / 変容 / アルタイ / 鉄生産 / 遊牧・騎馬民族 / 4カ国 / 初期鉄器時代 / 製鉄炉 / 遊牧民族社会 / 鉄鉱山 / 考古学 |
研究成果の概要 |
本研究によって、中国史に登場する匈奴、鮮卑、柔然の時期におけるアルタイ地域の製鉄炉および製鉄技術を明らかにすることができた。製鉄炉の大型化、形態の変化が明確となり、生産力の増大が量られたことが理解できる。またアルタイ地域内部でも地域差があり、技術の伝達における本流と傍流があることもわかった。 アルタイ地域に盤踞した古代遊牧社会が、略奪、交易を手段に外部社会から鉄をえたのではなく、自ら鉄を自給していたことを明らかにしたことは、遊牧民族社会史の研究にとって極めて重要な成果であると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アルタイ地域における匈奴~柔然にいたる製鉄炉および製鉄技術が明らかとなり、ユーラシア大陸の古代製鉄史研究におけるその意義は大きい。また古代遊牧社会の生活基盤に安定した鉄の生産があったことを明示することができ、古代遊牧社会研究に対しても新たな評価を迫るものとなろう。アルタイ地域の製鉄はモンゴルを横断して中国東北部にもおよんでいる可能性があり、鉄を介した東アジア古代史との接点も今後の研究の展開に大きな影響を与えるであろう。本研究成果の一部はNHKスペシャルでも国内外に放映され、市民の遊牧社会あるいは鉄の歴史に対する知的欲求も満たしえたのではないかと考える。
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