研究課題/領域番号 |
17H01700
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
数理情報学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
脇 隼人 九州大学, マス・フォア・インダストリ研究所, 准教授 (00567597)
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研究分担者 |
蛯原 義雄 九州大学, システム情報科学研究院, 教授 (80346080)
瀬部 昇 九州工業大学, 大学院情報工学研究院, 教授 (90216549)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 最適化理論 / 制御理論 / 行列不等式 / 面的縮小法 / 双対性 / H∞制御 |
研究成果の概要 |
最適化理論で開発された面的縮小法や関連する技術をもとに, H-infinity制御問題を考察した. 得られる行列不等式問題の双対問題の狭義実行可能性と, 対象とする線形時不変な動的システムに付随する不変零点との関係を明らかにした. また, H-infinity制御問題では, 行列不等式問題の最小解の正定値性が制御器設計で必要になるが, この正定値性に関する必要条件を導いた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
最適化理論の技術を制御理論の分野に用いたという点で, 異分野融合型の研究を実施したといえよう. 最小解が存在しない不良設定な最適化問題は, 「poor modeling」によるものと捉えがちだが, 双対問題まで考慮して凸計画問題を構成しなければならない, というのはモデリングの観点から大変難しい作業である. 本研究では, 対象とする動的システムの不変零点で, ある程度対応できることを示唆している.
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