研究課題/領域番号 |
17H01719
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ソフトウェア
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
萩谷 昌己 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 教授 (30156252)
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研究分担者 |
田辺 良則 鶴見大学, 文学部, 教授 (60443199)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
18,460千円 (直接経費: 14,200千円、間接経費: 4,260千円)
2019年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2017年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
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キーワード | 仕様記述 / ソフトウェア検証 / ソフトウェアテスト / モデルベーステスト / IoT / MQTT / 仕様記述・検証 / ソフトウェアモデル検査 |
研究成果の概要 |
モデルベーステスト手法をIoT環境におけるコントローラソフトウェアの検証が可能となるように発展させた。同種のデバイスを1つの状態遷移系(モデル)で代表させ、各状態に存在する仮想的なインスタンスの数量を管理する機構(状態分布)を導入することにより、多数のデバイスからなるシステムのテストを低負荷でできるようにした。また、仮想時間で動作するスケジューラのもとでテストツール全体を動作させ、可能な場合は仮想時間をスキップさせることにより、テスト時間を大幅に減少させた。さらに、MQTTの送受信をモデル内で記述できるようにするとともに、ネットワーク切断・遅延などをツールによってシミュレートできるようにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
センサなどのデバイスから家電・自動車までがネットワークにつながるIoT(モノのインターネット)において、システムが正しく安全に動作することを検証する手法を開発した。温度計や電力計などの多数のデバイスが長時間に亘って動作するシステムを対象とする。そのようなシステムを制御するソフトウェア(コントローラ)を検証するために、コントローラが動作する環境を効率よくシミュレートする手法を研究し、実際にテストツールを実装した。そのために、個々のデバイスではなくデバイスの分布をシミュレートする方法、仮想時間によりシミュレーションの時間を短縮する方法、システム内の通信をシミュレートする方法等を開発した。
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