研究課題/領域番号 |
17H01728
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報ネットワーク
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
山岡 克式 東京工業大学, 工学院, 教授 (90262279)
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研究分担者 |
馬場 健一 工学院大学, 情報学部(情報工学部), 教授 (60252722)
宮田 純子 芝浦工業大学, 工学部, 准教授 (90633909)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
18,590千円 (直接経費: 14,300千円、間接経費: 4,290千円)
2019年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
2018年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2017年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
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キーワード | トラヒックエンジニアリング / 受付制御 / 非常時通信 / 音声通信 / 非常時通信制御 / 通信品質制御 / 待ち行列理論 / セッション管理 / パケットロス |
研究成果の概要 |
災害や事件など非常時には,警察や救急などへの通報など緊急の音声通話と,一般ユーザによる安否確認など通常の音声通話の,両通信が多数網に到着するため,緊急の音声通話のみが優先される従来の制御では,通常の音声通話を多数網内に収容するのは困難である. 本研究では,音声通話(VoIP通信)を収容する固定・携帯電話網やNGN網,インターネットなど,公衆通信網を対象として,トラヒック状況に応じて,通常の音声通話の適切な留保(呼損または待機),さらには適切な一定時間での通話切断導入により,緊急の音声通話数を従来通り必要数確保しつつ通常の音声通話をより多く収容する,新しい受付制御方式を実現した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
非常時には,緊急通話はもちろんのこと,一般のユーザも現地の安否確認を行うなど通常より多くの重要な通話を行う可能性が高いため,緊急通話は必要数収容したうえで,可能な限り多くの一般通話も収容すべきである. この,新しい思想のもと,一般通話に通話接続までの多少の待機を許容,さらには,安否確認などに最低限必要な時間までに一般通話の通話時間制限を設けることにより,緊急通話を確保しつつ,一般通話収容数の最大化も可能とする,非常時における音声通話確保を実現する新しい受付制御方式を,本研究では実現した.
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