研究課題/領域番号 |
17H01733
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報ネットワーク
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
長谷川 亨 大阪大学, 情報科学研究科, 教授 (70576264)
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研究分担者 |
津川 翔 筑波大学, システム情報系, 助教 (40632732)
小泉 佑揮 大阪大学, 情報科学研究科, 准教授 (50552072)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
18,460千円 (直接経費: 14,200千円、間接経費: 4,260千円)
2019年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2018年度: 7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
2017年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
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キーワード | 情報指向ネットワーキング / インターネット / ルータ / パケット転送 / キャッシュ / 情報セントリックネットワーキング / ルータアーキテクチャ / 高速パケット転送 / 省電力 |
研究成果の概要 |
次世代インターネットアーキテクチャの情報指向ネットワーキングに対して, 100万パケット/秒のパケット転送を実現するルータを実現した. 第一に, 低速メモリ装置に蓄積された制御データ構造へのアクセス待ちを隠蔽するプリフェッチアルゴリズムを設計し,プロトタイプ実装することで、汎用のCPUを用いて世界最速の68.3 Gビット/秒の転送速度を実現した.第二に,コンテンツが大容量化してもヒット率を低下させないキャッシュ方式を追加した.第三に、CPUコアに均等に受信パケットを割り当てられるように,複数のCPUコアが同時に同じフロー状態にアクセスしても,一貫性を損なわせないデータ構造を設計した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多数の端末を収容し,大量のパケットを転送する今後のインターネットでは,専用LSIを用いた現状のハードウェアルータは,消費電力がトラフィック量に対して増加するため、使い続けることは難しい.本研究では,消費電力の少ない汎用CPUでハードウェアルータと同等のパケット転送速度を実現する転送方式を本研究で開発した.本成果は,高速性の省電力性を両立する次世代ルータの礎となることが期待される.
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