研究課題/領域番号 |
17H01734
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報ネットワーク
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
荒川 伸一 大阪大学, 情報科学研究科, 准教授 (20324741)
|
研究分担者 |
滝根 哲哉 大阪大学, 工学研究科, 教授 (00216821)
小南 大智 大阪大学, 経済学研究科, 助教 (00709678)
村田 正幸 大阪大学, 情報科学研究科, 教授 (80200301)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2019年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2018年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
2017年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
|
キーワード | 情報ネットワーク / 仮想ネットワーク / IoT / フラクタル / ネットワークトポロジー / Internet of Things / Network of Networks / Internet of things |
研究成果の概要 |
本研究では脳機能ネットワークにおいて観察されるトポロジーのフラクタル性に着目し、高い通信効率および高い頑健性を備えたフラクタル特性を有する仮想IoT-NW構成手法を示した。評価の結果、フラクタル仮想ネットワークは従来と比べて通信効率が30%以上改善されることを確認した。さらに、複数のIoTシステムが連携するNetwork of Networks (NoN)環境において、脳機能ネットワークの情報処理の振る舞いに基づく相互接続モデルを考案し、脳機能ネットワークに基づく相補的な依存性を応用した設計が仮想IoT-NW間の干渉を防ぎつつ、優れた可用性と通信効率を実現することを明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
IoTは、あらゆる「モノ」の状態をセンサー等によって計測し、ネットワーク接続を介した情報交換や集約によって新たなサービス創発を促進するネットワークシステムである。しかし、IoT環境では莫大な数の機器がネットワークを構成するため、それら全ての接続関係を把握しネットワークを構成する従来のネットワーク構成手法の適用は困難である。本研究では、ネットワーク形状にフラクタル性の性質を持たせる仮想ネットワーク構成手法を考案・検証し、通信効率、頑健性等に優れるネットワーク構成管理が実現可能であることを示した。この手法を適用することで、社会システムとしての高信頼かつスケーラブルなIoT基盤が構築可能となる。
|