研究課題/領域番号 |
17H01737
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報ネットワーク
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研究機関 | 首都大学東京 |
研究代表者 |
會田 雅樹 首都大学東京, システムデザイン研究科, 教授 (60404935)
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研究分担者 |
村田 正幸 大阪大学, 情報科学研究科, 教授 (80200301)
高野 知佐 広島市立大学, 情報科学研究科, 准教授 (60509058)
多田 知正 京都教育大学, 教育学部, 教授 (10301277)
作元 雄輔 関西学院大学, 理工学部, 准教授 (30598785)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
18,590千円 (直接経費: 14,300千円、間接経費: 4,290千円)
2019年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2018年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2017年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
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キーワード | スペクトルグラフ理論 / ネットワーク理論 / ソーシャルネットワーク / ネット炎上 / フラシュクラウド / ラプラシアン行列 / 社会ネットワーク / 振動モデル / プラットフォーム技術 / フラッシュクラウド / ノード中心性 / 有向グラフ / 圧縮センシング / 量子論 |
研究成果の概要 |
オンラインソーシャルネットワークの構造とユーザダイナミクスの関係を理解可能な基礎モデルの検討を行って以下の結果を得た. (1) アクティブ計測によってオンラインソーシャルネットワークの構造を推定する技術を確立した.(2)ネット炎上のような爆発的なユーザダイナミクスの抑制技術と予兆検出技術を確立した.(3)ユーザダイナミクスの減衰特性について,振動数依存性を明らかにした.(4)ネットワーク構造がユーザダイナミクスに与える影響の因果関係を明示的に記述可能な基礎方程式を導出した.(5)フラッシュクラウドの発生を記述するモデルを明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ソーシャル・ネットワーキングサービスの普及により,個人の情報発信力の強化や個人間の情報流通の飛躍的な活性化が実現してきた.これは高効率な社会活動を支える情報インフラとしての重要な役割を担う一方で,ここから生み出されるユーザダイナミクスが社会に悪影響を与える可能性も無視できない,特にオンラインコミュニティで発生するネット炎上やフラッシュクラウドなどの破壊的なユーザダイナミクスは,オンラインコミュニティへの影響にとどまらず,現実の社会活動にも悪影響が及ぶ危険性がある.そのため,オンラインソーシャルネットワークのユーザダイナミクスを理解することは,ネット炎上防止技術に結びつくため重要な意義がある.
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