研究課題/領域番号 |
17H01758
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
認知科学
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
岩木 直 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 副研究部門長 (70356525)
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研究分担者 |
梅村 浩之 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 研究チーム長 (10356587)
熊田 孝恒 京都大学, 情報学研究科, 教授 (70221942)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
16,770千円 (直接経費: 12,900千円、間接経費: 3,870千円)
2020年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
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キーワード | 認知トレーニング / 実行機能 / 視空間処理 / 非侵襲脳機能計測 / 自動車運転行動 / 訓練効果 / 汎化 / 空間的イメージ操作 / 認知課題トレーニング / fMRI / 背側視覚系 / 腹側視覚系 / 前頭前野 / 訓練 / 安静時機能結合 |
研究成果の概要 |
われわれは,これまでに確立してきた高精度な脳機能計測・解析技術を基盤として,空間的イメージ操作に対する訓練効果の神経メカニズムと,認知・実行機能が日常生活中に遭遇する課題解決能力に与える影響を明らかにすることを目的とした.この結果,認知トレーニングによって,当該課題の遂行に直接かかわる脳部位の活動が増大すると同時に,課題遂行に直接関係部位の活動が減少し,脳活動が「効率的に」なることを示した.また,実行機能が自動運転の権限移譲時の運転挙動の安定性に有意な影響を与えることを明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で得られた成果は,日常的に行う認知トレーニングがどのような機序で認知能力を高めるのかという点で,認知機能の加齢による低下に対する認知リハビリテーションの評価方法としての応用が考えられる.また,加齢にともなう実行機能の低下が,自動運転車の利用時の安定性に影響をおよぼすことが示されており,Level 3自動運転の権限移譲のユーザインタフェース設計に認知機能低下への対策が必要であることを示唆している.
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