研究課題/領域番号 |
17H01761
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
知覚情報処理
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研究機関 | 北陸先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
鵜木 祐史 北陸先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 教授 (00343187)
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研究分担者 |
赤木 正人 北陸先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 教授 (20242571)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2020年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2017年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
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キーワード | 聴覚メディア信号処理 / メディアクローン / 音声合成技術 / 聴覚センシング / 音声情報ハイディング / 音声改ざん検出 / 音響情報ハイディング / 音響電子透かし / 音声電子透かし / 音声電子指紋 |
研究成果の概要 |
実世界の真正データから限りなく本物に近いものとして人工的に作られたメディアは「メディアクローン」と呼ばれる.近年,このメディアクローンが実世界やサイバー空間で流通され,社会的脅威となりつつある.特に,音声合成技術を駆使して産み出された本物そっくりな音声は,「なりすまし」や「改ざん」に悪用され,音声認証システムを突破するなど重大な社会問題を巻き起こしつつある.本研究では,音信号のメディアクローン攻撃に対して,適切な防御策(改ざんの検出)を実現するための聴覚メディア信号処理の基盤技術を確立した.特に,音声セキュリティに効果を持ち,メディアクローンの防御策の核となる音声情報ハイディング法を実現した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
情報通信技術やAI技術の急激な発展により,我々を取り巻くマルチメディア情報通信の利用形態が劇的に変化し,同時に社会的脅威も急激に高まっている.特に,ディジタルフォレンジクスにおける音声改ざんといった社会的脅威が高まっている.最近では,深層学習を駆使した音声合成技術の登場により,本物そっくりな合成音声が実現され,メディアクローン(ディープフェイクボイス)による事件が起こっている.音声メディアを安心安全に利用するための仕組みや,音声に含まれるプライバシー情報をメディアクローン攻撃(例えば,ディープフェイクのような攻撃)から守る革新的技術の確立が喫緊の課題である.
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