研究課題/領域番号 |
17H01766
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
知覚情報処理
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研究機関 | 九州工業大学 |
研究代表者 |
岡部 孝弘 九州工業大学, 大学院情報工学研究院, 教授 (00396904)
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研究分担者 |
佐藤 洋一 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (70302627)
佐藤 いまり 国立情報学研究所, コンテンツ科学研究系, 教授 (50413927)
天野 敏之 和歌山大学, システム工学部, 教授 (60324472)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2019年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2017年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
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キーワード | コンピュータビジョン / コンピュテーショナルフォトグラフィ / コンピュテーショナルイルミネーション / 光線空間(ライトフィールド) / 光線空間 |
研究成果の概要 |
本研究では,高自由度光源システムを用いた能動照明,つまり,能動光線空間による画像の理解・認識・生成という新たな方法論の確立に取り組んだ.これは,物体のモデリング,物体認識,および,照明シミュレーションなどの画像の理解・認識・生成の各タスクに適した入力画像が得られるように,高自由度光源システムを用いて,被写体を照らす光線の位置・方向・波長などを制御するものである.本研究では,このような制御可能な光線空間を前提とした新たな画像処理アルゴリズムを開発して,光源色ごとの直接・大域成分の分離,反射成分と蛍光成分の分離,材質識別のための照明環境最適化,および,5次元光線空間による再照明などを実現した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
光線空間に関する従来の研究は,光線空間の計測に関するもの(例えばカメラアレイによる光線空間の計測),計測した光線空間の利用に関するもの(例えば光線空間に基づくコンピュータビジョン),および,光線空間の生成に関するもの(例えば3次元ディスプレイのための光線空間の生成)に分類することができる.本研究の学術的意義は,我々が能動光線空間と呼ぶ,シーンを照らす照明として光線空間を利用するという新たな方法論の確立に貢献したことである.また,本研究の社会的意義として,材質識別などの画像認識技術の外観検査への応用や再照明などの画像生成技術の質感編集への応用が挙げられる.
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