研究課題/領域番号 |
17H01769
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
知覚情報処理
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
小林 耕太 同志社大学, 生命医科学部, 教授 (40512736)
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研究分担者 |
飛龍 志津子 同志社大学, 生命医科学部, 教授 (70449510)
古山 貴文 金沢医科大学, 医学部, 助教 (20802268)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2020年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
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キーワード | 赤外レーザー / 補聴器 / 人工内耳 / 言語知覚 / 赤外光レーザー / 人工感覚器 / スナネズミ / 難聴 / 神経刺激 / 新型補聴器 / 赤外線レーザー / げっ歯類 / フラビン蛍光タンパクイメージング / 老人性難聴 / 蝸牛 / トノトピー / フラビン蛋白蛍光イメージング / 近赤外レーザー |
研究成果の概要 |
本研究では、これまでの侵襲性の高い人工内耳に代わる新しい手法として、赤外光レーザーによって神経を刺激する手法に着目し、非接触で聴覚神経を刺激することで音知覚が生まれることを定量的に明らかにし、また将来的には非侵襲の人工内耳の開発を目指して、それに必要となる神経科学的基盤に関する基礎的な研究をおこなった。結果、外科手術を必要としない赤外光レーザー人工内耳の実現可能性が示された。今後、社会の老齢化によって一層の深刻化が確実な難聴問題の解決につながりえる成果である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
言葉や環境音などが聞きづらい、難聴の症状は、高齢者の2割以上が体験する、極めて大きな社会的な課題である。本研究では、赤外光レーザーによって非接触で聴覚神経を刺激することで音知覚が生まれるかを、実験動物(スナネズミ)を対象として検討した。行動実験・生理実験の結果、レーザー刺激は聴覚末梢および中枢を刺激可能であることおよび露光量を調節することで音の大きさ知覚を制御できることが示唆された。この結果は侵襲性が低いレーザー人工内耳・補聴器の実現性を示す
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