研究課題/領域番号 |
17H01790
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
知能情報学
|
研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
沖本 天太 神戸大学, 海事科学研究科, 准教授 (10632432)
|
研究分担者 |
平山 勝敏 神戸大学, 海事科学研究科, 教授 (00273813)
井上 克巳 国立情報学研究所, 情報学プリンシプル研究系, 教授 (10252321)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
13,780千円 (直接経費: 10,600千円、間接経費: 3,180千円)
2020年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2017年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
|
キーワード | マルチエージェントシステム / チーム編成 / 提携構造形成 / ロバスト性 / 不確実性 / 協力ゲーム / ロバスト / 提携ゲーム / スケジューリング / レジリエンス / 人工知能 |
研究成果の概要 |
チーム編成問題とは,異なるスキルをもつエージェントの集合から,与えられたタスク集合を達成するような部分集合(チーム)を決定する完全集合被覆問題である.本研究では,ロバスト性を考慮したロバストなチーム編成問題に関する基礎研究を実施した.さらに,与えられたエージェントの集合を社会的余剰が最大化されるように,いくつかのグループに分割する提携構造形成問題(完全集合分割問題)に関する基礎研究も実施した.これらの本研究成果は国内外の難関国際会議やジャーナルに論文が採録され,最優秀論文賞をいくつか受賞した.応用研究では,DMAT編成やスケジューリング問題に関する研究を実施した.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,チーム編成問題において多目的最適化及び動的環境を考慮した点が新しく,特に,ロバスト性を考慮したチーム編成・提携構造形成や,これらの問題を動的環境へと拡張した研究は寡聞にして見当たらない.本研究の発展により,動的環境の変化及びロバスト性を考慮した,より現実的なチーム編成・提携構造形成問題の定式化が可能となり,人工知能・計算機科学をはじめ,経済学,工学(制御),生態学等の様々な方面への展開が期待できる.自然災害や人災に対してロバスト性を考慮することは重要な問題であり,本研究は,その基盤となる理論的研究を実現しており,今後,多くの研究分野で展開されると考える.
|