研究課題/領域番号 |
17H01809
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
感性情報学
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研究機関 | 神奈川工科大学 (2018-2019) 神奈川大学 (2017) |
研究代表者 |
内川 惠二 神奈川工科大学, 公私立大学の部局等, 客員教授 (00158776)
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研究分担者 |
永井 岳大 東京工業大学, 工学院, 准教授 (40549036)
増田 修 新潟医療福祉大学, 医療技術学部, 教授 (90775967)
吉澤 達也 神奈川大学, 人間科学部, 教授 (90267724)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
2017年度: 7,280千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 1,680千円)
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キーワード | 質感知覚 / 色覚 / 色彩工学 / 視覚心理物理学 / 統合質感生起モデル / 脳波計測 |
研究成果の概要 |
実物体の外観は、色、光沢、テクスチャなど様々な質感要素が統合されて全体として一つの質感(統合質感)を形成している。しかし、この統合質感は実物体の外観を決める重要な要因である。本研究では、色と光沢が異なる2個の実物体の画像を併置呈示し、統合質感の差の評価実験を行い、画像統計量による評価値の予測式を構築した。さらに、色だけおよび光沢だけによって判断する見えの差を調べる評価実験を独立に実施し、それらの見えの差がどのように統合されて統合質感の差として知覚されるのかについて調べた。これらの結果から、統合質感の差は、色による見えの差と光沢による見えの差の線形和として表現できることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで独立に扱われてきた物体表面の色や光沢といった質感要素が統合されて生まれる統合質感を定量化し、その生起モデルを構築したこと、およびその結果から物体表面の質感知覚のメカニズムを明らかにしたことは学術的意義が大きい。また、統合質感の予測式を求めたことは質感を定量的に工業製品に反映させようとする製品技術の開発に貢献するものであり、この点、この研究成果の社会的な意義がある。
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