研究課題/領域番号 |
17H01812
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生命・健康・医療情報学
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
澤井 哲 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (20500367)
|
研究分担者 |
片桐 晃子 北里大学, 理学部, 教授 (00322157)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
16,380千円 (直接経費: 12,600千円、間接経費: 3,780千円)
2019年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2017年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
|
キーワード | 細胞運動 / 走化性 / 免疫細胞 / マイクロ流体デバイス / 細胞性粘菌 / 入出力関係 / 生命情報 |
研究成果の概要 |
免疫系の培養細胞の運動を、細胞の運動を決定する細胞内分子活性の蛍光による可視化と、微小な空間における環境制御を実現するデバイスを用いて解析することにより、細胞の移動方向の決定の仕組みについてその詳細を調べました。その結果、シグナルの時間的変動が読み取られ細胞の前側が形成される反応と、シグナルの持続性が読み取られることで、細胞の後端を維持される反応が存在し、これらが組み合わさって働くことの重要性が示されました。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
免疫細胞などの速い細胞は、複雑な環境下で目的の細胞や組織に正確に到達することが知られています。細胞外にあるたよりとなるシグナル濃度の空間勾配、その時間変化、履歴、ノイズ成分などによって運動が変調されるため、これらの情報が適切に読み取られることが、こうした細胞のナビゲーションに不可欠と考えられます。今回の成果は、細胞のこうした巧みな性質を明らかにするもので、組織内の免疫監査の操作や、再生における細胞運動制御などの基礎となることが期待されます。
|