研究課題/領域番号 |
17H01821
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ウェブ情報学・サービス情報学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
池上 高志 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (10211715)
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研究分担者 |
岡 瑞起 筑波大学, システム情報系, 准教授 (10512105)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
15,860千円 (直接経費: 12,200千円、間接経費: 3,660千円)
2019年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2017年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
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キーワード | インターネット / ウェブサービス / 進化理論 / 自己組織的臨界状態 / Big Data / OEE / ソーシャルメディア / ビッグデータ / Yule Simon / タグ / ウェブデータ / 進化 / Price方程式 / ウェブ / 新規性 / オープンエンド / 生態系 / STS / 進化ダイナミクス / 機械学習 / 人工生命 / タグの進化 / 人工知能 / ソフトコンピューティング / 自己組織化 |
研究成果の概要 |
ウェブサービスが臨界状態(一つの投稿が大きく波及するような)に向かって進化していることを示した。それと同時にユーザーグループが特徴的な集団構造をつくっていくように観測できた。タグをつけるサービスどうしを比較し、簡単な数理モデル(Yule-Simonモデル)とでは説明できない現象を見い出した。ウェブの「意味」の創出は、新しいタグの進化ではなく、タグどうしの組み合わせの進化にある。特に投稿間に親子関係を持ち込むjことで、400週に及ぶデータの進化系譜を描き、それを解析した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
インターネットは、人が作った進化する複雑な人工物の代表例です。人というユーザーがインターネットの動きを個別には作っているが、全体の動態はよくわからないものです。われわれはこのシステムの大規模なデータの解析を行い、それが簡単な数理モデルでは表せないことや、進化系統樹を描く解析を行うことで、進化という視点を生物以外にも拡張して論ずることに成功しました。これは、新しい学問領域を創発させたといえるでしょう。社会的にも、インターネットとはないか、という視点を更新し、進化論というのがけっして狭い生物だけの話ではなく、拡張して考えられることを普及させるのは大事なことだと考えています。
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