研究課題/領域番号 |
17H01833
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
図書館情報学・人文社会情報学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
林 香里 東京大学, 大学院情報学環・学際情報学府, 教授 (40292784)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
15,990千円 (直接経費: 12,300千円、間接経費: 3,690千円)
2020年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2017年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | ニュース / 国際比較 / ソーシャルメディア利用 / ジャーナリズム / メディア論 / ジェンダー |
研究成果の概要 |
ネットの急速な普及によって、多くの人がニュースを、フェイスブックやツイッターなどのSNS プラットフォーム上で、すなわちマスメディアの枠外において、プライベートな情報や親密な会話と同じ流れの中で選択的に読むようになった。本研究は、現代社会の人々のニュースの受容・消費の方法、ニュースへの信頼の感覚、規範的政治意識、オールドメディアの現在などを世界5カ国(アルゼンチン、フィンランド、イスラエル、日本、米国)においてインタビュー調査を実施しその実態を探った。成果として多数の内外の学会発表、図書1冊、査読付海外主要ジャーナルに英語論文6本をはじめ多数の論文を発表し、3つの国際賞を受賞する成果を収めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「ニュース」は、民主的かつ健全な市民社会運営のために不可欠な知識・情報であり、マスメディアは、そのために発達した近代社会のシステムである。インターネットの急速な普及で、この近代のシステムが大きく変動しており、ニュースのコンテンツや情報提供の手段、受容環境にまで及んでいる。これに伴い、従来のメディア研究の知見も大きく変更を迫られている。本研究では、ネットの普及によってニュースの受容方法やメディアのイメージが変化していることを実証的に捉えるとともに、従前のマスメディアを中心としたメディア研究の知見の見直しを図り、総合的に民主主義社会を支える情報流通システムについて、国際的な観点から検討している。
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