研究課題/領域番号 |
17H01862
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境動態解析
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研究機関 | 首都大学東京 |
研究代表者 |
竹川 暢之 首都大学東京, 理学研究科, 教授 (00324369)
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研究分担者 |
三澤 健太郎 首都大学東京, 理学研究科, 助教 (10431991)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
18,200千円 (直接経費: 14,000千円、間接経費: 4,200千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2017年度: 11,830千円 (直接経費: 9,100千円、間接経費: 2,730千円)
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キーワード | 環境分析 / エアロゾル / 質量分析計 / 熱脱離 / イオン化過程 |
研究成果の概要 |
エアロゾルは気候変動や大気汚染に大きな影響を及ぼす。これまで、熱脱離型エアロゾル質量分析計を用いたリアルタイム成分分析が行われてきたが、定量において不確実性がある。本研究の目的は、熱脱離型エアロゾル質量分析計の気化・イオン化効率の支配要因を明らかにすることである。室内実験により、粒子からの脱離ガスの空間広がりが分子種に応じて大きく異なることを見出した。さらに、その要因として脱離点近傍での分子間衝突が重要であることを数値シミュレーションに基づき示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
熱脱離型エアロゾル質量分析計は、世界のエアロゾル研究に幅広く活用されており、信頼性の高いデータ構築はこれらの研究の基盤となるものである。一方で、定量の根幹に関わる熱脱離過程やイオン化過程については理論的には十分に理解されておらず、経験式に依存している。本研究では、これまで考慮されてこなかった脱離点近傍での分子衝突の重要性を、実験および理論の両面から初めて示した点に学術的意義がある。
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