研究課題/領域番号 |
17H01869
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境動態解析
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研究機関 | 国立研究開発法人海洋研究開発機構 |
研究代表者 |
川口 慎介 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 超先鋭研究開発部門(超先鋭研究プログラム), 研究員 (50553088)
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研究分担者 |
酒井 早苗 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 超先鋭研究開発部門(超先鋭研究プログラム), 技術スタッフ (70512911)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2019年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 9,750千円 (直接経費: 7,500千円、間接経費: 2,250千円)
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キーワード | 安定同位体効果 / トランスクリプトーム解析 / メタン |
研究成果の概要 |
本研究では,安定同位体指標を適切に利用するため,天然環境で起こりうる安定同位体組成の変動要因を把握することを目的に,メタン生成古細菌を培養するとともに,培地における同位体システマチクスの定量および発現遺伝子の解析を試みた。メタン生成古細菌の培養における適切な培地条件を選定し,培地に含まれるメタン・二酸化炭素・水・水素ガスそれぞれの炭素・水素安定同位体組成を分析した。また酸素のない嫌気的環境で生育するメタン生成古細菌について,発現遺伝子の解析に適した試料処理条件の検討を進めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
安定同位体組成による生態系活性計測は,環境学ならびに地球化学分野においてすでに広く利用されている手法である。しかし,その指標の妥当性についての検証,とりわけ安定同位体組成の支配要因については,いまだブラックボックスとして残されている。本研究は,分子生物学/微生物生理学分野で培われた「培養に基づく遺伝子発現の調査」を活用することで,ブラックボックスの中身を覗こうとする試みであった。トランスクリプトーム解析および安定同位体分析分析という両分野の先端技術を融合することで,これまで知ることが困難であった細胞内現象と安定同位体組成環境動態の相互作用に迫った。
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