研究課題/領域番号 |
17H01880
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線・化学物質影響科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
渡辺 肇 大阪大学, 工学研究科, 教授 (80212322)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2020年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2017年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
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キーワード | 化学物質影響 / ミジンコ / ゲノム編集 / 核内受容体 / 内分泌かく乱化学物質 / 蛍光タンパク質 / ホルモン / バイオアッセイ / 遺伝子編集 / レポーター遺伝子 / モニタリング / エストロゲン / 生態影響 / レポーター / Gal4 / CRISPR/Cas9 / Gal4 |
研究成果の概要 |
化学物質の生物影響を評価するためには単なる環境中の化学物質の分析・定量ではなく、生物を利用した手法の開発が重要である。化学物質の作用点は非常に多岐にわたるが、そのひとつとしてホルモン様化学物質があげられる。本研究では、核内受容体を中心とするヒト型化学物質応答システムをミジンコに導入し、その検証を行うこととした。すでに確立した遺伝子導入系を改良し遺伝子導入効率の向上を図り、ポジションエフェクトなしに効率的に外来遺伝子を導入する系を確立し、この系を用いてヒト型化学物質応答系の導入を行った。このヒト型遺伝子導入ミジンコを用いて実際に曝露を行い、遺伝子応答性確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来はヒトにおける化学物質影響を評価するためには培養細胞を用いた解析が必要であり、コストと時間がかかっていた。本研究では、一連の関連遺伝子をミジンコに導入することに成功し、実際に化学物質やホルモンによって導入された遺伝子が応答するこを確認した。これは従来の培養細胞を用いた手法とことなり、飼育が用意で安価に維持できるミジンコを用いてヒトへの化学物質影響評価が可能になることを示している。本研究を展開することにより、安価で簡便に化学物質影響を評価することが可能になることが期待できる。
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