研究課題/領域番号 |
17H01881
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線・化学物質影響科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
松島 綾美 九州大学, 理学研究院, 准教授 (60404050)
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研究分担者 |
野瀬 健 九州大学, 基幹教育院, 教授 (10301334)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,940千円 (直接経費: 13,800千円、間接経費: 4,140千円)
2019年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 8,190千円 (直接経費: 6,300千円、間接経費: 1,890千円)
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キーワード | 発現制御 / 生体分子 / 生理活性 / 受容体科学 / 分子認識 / 人体有害物質 / 受容体化学 / 蛋白質 |
研究成果の概要 |
プラスチック原料のビスフェノールAは、ごく微量の暴露での悪影響が懸念される有害環境化学物質でもある。こうした化学物質の標的は、細胞核内に存在し、遺伝子の転写を制御する核内受容体であると考えられている。これまでに我々は、核内受容体の一つである女性ホルモン受容体が、他の核内受容体と共存することで、ビスフェノールAによる活性が増強される協働作用を見出した。そこで本研究では、この分子機構の解明を目指して研究を展開し、ビスフェノールA以外にも女性ホルモン受容体に結合する新世代ビスフェノールが複数あることなどを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現代社会においては、さまざまな化学物質が環境中に放出されている。これらの環境化学物質の安全性の評価は、社会・国民の健康生活にきわめて重要である。現在、有害環境化学物質ビスフェノールAが示す、ごく微量の暴露で悪影響をおよぼす低用量効果は、未解明の課題となっている。本研究では、この解明の端緒として、核内受容体が複数存在することによる活性増強効果の分子機構の解明を目指し、有意義な研究成果を得た。
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