研究課題
基盤研究(B)
本技術は小型サイズの全固体センサをディーゼル車の排気マニホールドに設置し、排ガス中のPM濃度をその場で瞬時に測定するものである。具体的には、プロトン導電性電解質と電極触媒から成る電気化学デバイスを使用し、①排ガス中で活性酸素を電気化学的に生成する、②活性酸素とPMを100%の効率で反応させる、③②の過程で大きな電気信号を発生する、といったプロセスで作動する。これによって、センサ自体が自己再生能力を持つため、これまで報告されているセンサでは不可能であったPMの連続モニタリングが可能になる。
活性酸素を in-situ で生成し、積極的に活用する化学センサの開発は革新的であり、しかも検知極に自己浄化能力を付与する技術はこれまでにない発想である。それ故、その他の PM センサと異なり、被検物をリアルタイムで連続的にモニタすることが可能になった(独創的な点)。ディーゼル車は大型車を中心に普及しており、PM センサは排ガス制御システムに不可欠な部品である(経済的意義)。しかも、PM が人体に与える影響は大であるので、そのような PM を完全に除去できれば、大気・都市環境の改善にも貢献できる。
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すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (12件) (うち国際共著 3件、 査読あり 12件、 オープンアクセス 6件) 学会発表 (7件) (うち国際学会 2件、 招待講演 1件)
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