研究課題/領域番号 |
17H01961
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 日本獣医生命科学大学 |
研究代表者 |
小竹 佐知子 日本獣医生命科学大学, 応用生命科学部, 教授 (60233540)
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研究分担者 |
篠原 和子 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (00313304)
宇野 良子 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (40396833)
小松 祐子 お茶の水女子大学, 基幹研究院, 准教授 (90361295)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
18,070千円 (直接経費: 13,900千円、間接経費: 4,170千円)
2019年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2017年度: 9,490千円 (直接経費: 7,300千円、間接経費: 2,190千円)
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キーワード | 食感 / オノマトペ / 多言語 / 音象徴 / 辞書 / 多言語食感対照表 |
研究成果の概要 |
食品を食べた時の食感表現の日本語および外国語表現を収集するに際して、さまざまな物性特性を呈する食品として煎餅およびグミを選定し、実食時の食感表現を収集調査した。日本語パネル、英語パネル、中国語パネルにより、試料物性の識別程度が異なることが認められた。煎餅試料の日本語-英語間では、日本語パネルが5試料の硬さを識別、すなわち5段階の硬さを表現しているのに対し、英語パネルは3段階の識別しか行っていなかった。また、グミ試料の日本語-中国語間では、中国語パネルの語彙数がより多い試料があった。日本語-外国語の訳語対応は1:1ではなく、食品物性値の特定の幅を表す語群で整理する必要のあることが判明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
食感表現の日本語-外国語対応において、食品が持つ物性特性値、煎餅では破断強度(割れる時にかかる力)、グミでは圧縮応力(噛む時にかかる力)の違いがどのように影響するかを検討した。実食を伴った食感表現収集が本研究の特徴となっている。 食品市場が国際化する中、食感表現の正確な把握は重要であり、本研究成果によりコミュニケーションを円滑に進め、相互理解をきちん図ることが可能になると考えられる。また、本研究で調製した煎餅およびグミ試料は、非日本語母語者が日本語食感表現を学ぶ際、学習教材としても利用することが可能である。
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