研究課題/領域番号 |
17H01970
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
|
研究機関 | 名古屋学芸大学 |
研究代表者 |
池田 彩子 名古屋学芸大学, 管理栄養学部, 教授 (80308808)
|
研究分担者 |
小田 裕昭 名古屋大学, 生命農学研究科, 准教授 (20204208)
藤原 葉子 お茶の水女子大学, 基幹研究院, 教授 (50293105)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
17,940千円 (直接経費: 13,800千円、間接経費: 4,140千円)
2020年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 8,840千円 (直接経費: 6,800千円、間接経費: 2,040千円)
|
キーワード | ビタミン / 骨 / 栄養学 / 骨代謝 |
研究成果の概要 |
本研究では、骨代謝に対するビタミンE、K、Cの影響を、ラットを用いて解析した。オスのWistarラットおよびODSラットに、RRR-α-トコフェロール、フィロキノン、L-アスコルビン酸の含量が異なる飼料を一定期間摂取させた。ビタミンEおよびKの摂取量の違いは、ラットの骨密度や骨代謝のマーカーにほとんど影響を与えなかった。一方、ビタミンCの摂取不足によって、骨密度や骨代謝マーカーは変動した。以上の結果から、これらのビタミンの中で、骨代謝に及ぼす影響が最も大きいのはビタミンCであることが明らかになった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ロコモティブシンドローム(運動器症候群、以下ロコモと略す)とは、加齢や生活習慣病などが原因となって生じる運動器の衰えや障害のために、要介護状態になる、あるいはそのリスクが高まる状態のことをいう。ロコモの中でも骨粗鬆症に対する薬物療法はほぼ確立しているが、ロコモ予防に有効な栄養療法についての知見はいまだ十分ではない。そこで、本研究では、ロコモの予防を目指した栄養療法の基礎データを得るために、骨代謝に及ぼすビタミンE、K、およびCの摂取の影響を、実験動物を用いて解析した。本研究の結果、骨の健康維持に対するビタミンCの重要性が示された。
|