研究課題/領域番号 |
17H01971
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 京都大学 (2019-2020) 群馬大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
佐々木 努 京都大学, 農学研究科, 教授 (50466687)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2019年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2017年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
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キーワード | 生体恒常性 / 摂食調節 / 臓器連関 / FGF21 / オキシトシン / 栄養素嗜好性 / 中鎖脂肪酸 / タンパク質 / 食欲 / 単純糖質 / 食行動 / 視床下部 / SIRT1 / 脂肪酸 / 食品 / 神経科学 / 生理学 / 糖 |
研究成果の概要 |
本研究では、マウスの脳でSIRT1発現を増減させると、油への嗜好性は増減、糖質への嗜好性は減増することが分かった。そして、単純糖質への嗜好性の調節は、摂取した単純糖質が肝臓からのFGF21分泌を促進し、FGF21が脳視床下部のオキシトシン神経を活性化し、脳内に放出されたオキシトシンが受容体に作用することにより、糖の摂取欲求が抑制されるFGF21―オキシトシン系によるネガティブ・フィードバック制御があることを明らかにした。そして、SIRT1はFGF21受容体の発現を生に調節することにより、このネガティブ・フィードバック制御を増強し、糖質への嗜好性を抑制することを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生活習慣病とその関連疾患は、大きな社会問題となっている。これらの疾患の予防と治療のために食事療法が用いられるが、患者にとって指導を守ることが困難であることが、効果が得られない理由の一つとなっている。本研究の成果である糖分に対する食欲を調節する生体メカニズムが分かることにより、患者がなぜ甘いものを我慢できないのか、および、どうしたら食事療法を守れるようになるのか、などが分かるようになることが期待される。その結果、生活習慣病の予防と治療が進み、健康促進につながる意義がある。
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