研究課題/領域番号 |
17H01972
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
丸山 伸之 京都大学, 農学研究科, 教授 (90303908)
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研究分担者 |
福冨 友馬 独立行政法人国立病院機構(相模原病院臨床研究センター), 診断・治療薬開発研究室, 室長 (30463110)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
18,070千円 (直接経費: 13,900千円、間接経費: 4,170千円)
2019年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2018年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2017年度: 7,670千円 (直接経費: 5,900千円、間接経費: 1,770千円)
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キーワード | 花粉 / 食物 / アレルゲン / 果物 / 交差反応 / タンパク質構造 / 花粉症 / 構造 / 食物アレルゲン / 組換えタンパク質 |
研究成果の概要 |
「花粉関連食物アレルギー症候群」は、花粉アレルゲンと食物アレルゲンと交差反応によってアレルギー症状を発症する疾患である。本研究では、gibberellin-regulated proteinに着目して「花粉関連食物アレルギー症候群」に関わる抗原の解析を行った。果物アレルギーの患者中にgibberellin-regulated proteinに感作されている患者群が存在することを報告した。さらに、その患者群において臨床的にヒノキ科花粉に対するアレルギーとの関連が見られるとともに、ヒノキ科花粉と果物との間にgibberellin-regulated proteinによる交差反応が見られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、「花粉関連食物アレルギー症候群」の症状を引き起こす新規な食物アレルゲンをgibberellin-regulated proteinに着目して解析するとともに、その根本の原因となる花粉アレルゲンを同定し、それらのアレルゲンの交差反応を起こす構造領域を解明する。特に、スギやヒノキなどのヒノキ科の花粉に着目して解析を行うことにより、国民病と呼ばれる花粉症と食物アレルギーとの関係を示唆する結果を得たことから、社会的にインパクトのある研究成果と考えられるとともに、新たな視点からの食品素材の低アレルゲン化等への貢献が期待される。
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