研究課題/領域番号 |
17H01973
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 東邦大学 |
研究代表者 |
朝倉 敬子 東邦大学, 医学部, 准教授 (40306709)
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研究分担者 |
西脇 祐司 東邦大学, 医学部, 教授 (40237764)
佐々木 敏 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (70275121)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 12,870千円 (直接経費: 9,900千円、間接経費: 2,970千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 食教育 / 児童 / 食事摂取 / 家庭 / 地域環境 |
研究成果の概要 |
平成29年度に小学生向けの食育プログラムを作成。平成30年度には14公立小学校で5,6年生を対象に食育プログラムを実施、効果判定を行った。令和元年度は調査データ整理と解析、論文作成を行った。 食育プログラムは調査に参加した全小学校で完遂された。プログラム実施後、栄養知識質問票の正答率は9%程度の上昇がみられ、プログラムには効果があると考えられた。正答率の高低には食意識や親子間コミュニケーションの程度が関係していた。また、正答率の上昇幅にも同様の因子が関係していたが、同時に最初の正答率が低い者ほど正答率の上昇幅は大きく、学校での食育によって知識格差が縮小できる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小学校での授業に加え、親子で取り組む一連の食育教材(高学年対象)を開発し、効果の判定を行いました。取り組みにより、児童の栄養に関する知識は向上することが分かりました。特に、元々の知識が少なかった児童で知識の向上が見られました。また、食事への考え方や親子で食事について話題にするかどうかなどが栄養知識の程度と関係していて、食育実施により食に関連するコミュニケーションは促進されました。今回開発された食育プログラムの実施により、栄養知識の向上、親子間のコミュニケーションの促進、知識格差の縮小などが可能になることが分かりました。
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