研究課題/領域番号 |
17H01990
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 福島大学 |
研究代表者 |
中村 勝一 福島大学, 共生システム理工学類, 准教授 (60364395)
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研究分担者 |
宮寺 庸造 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (10190802)
中山 祐貴 早稲田大学, グローバルエデュケーションセンター, 講師(任期付) (80761569)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2020年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
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キーワード | 教授学習方略 / 持続的醸成 / 経験事例 / 情報視覚化 / Learning Analytics |
研究成果の概要 |
課題解決型学習では,経験事例を活かした発展的な学びが重要だが,十分な支援は実現されていない.一方,実際場面では,教授者・学習者間の経験事例の示唆・想起がしばしば功を奏するが,相当に限定的である.本研究では,経験事例を体現する情報群を低負担で収集し,理解可能な形で組織化する手法,示唆・想起に値する経験事例候補を抽出する手法を開発した.その上で,ユーザに経験事例を示唆し,どのように示唆・教授/想起・学習を行ったか(教授・学習方略)自体を更なる経験事例として蓄積するシステムを開発した.これにより,教授・学習方略の持続発展的醸成のための新たな支援の可能性を示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
経験事例の検討が課題や作業ごとに「一話完結的に閉じてしまう」状態から一歩抜け出し,教授・学習方略の持続発展的な醸成を可能とする教育支援充実の意義を有する.
また,経験事例の示唆/想起・活用のための支援を提供しつつ,有益な学びの生起機会を地道に増やす方針に基づいて,被支援者・研究者双方にとっての持続性と積極的分析の両立に挑戦する本研究は,教育工学研究の新たな可能性を提示する意義を有する.
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