研究課題/領域番号 |
17H01993
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 北陸先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
池田 満 北陸先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 教授 (80212786)
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研究分担者 |
仲林 清 千葉工業大学, 情報科学部, 教授 (20462765)
松田 憲幸 和歌山大学, システム工学部, 准教授 (40294128)
瀬田 和久 大阪公立大学, 人間社会システム科学研究科, 教授 (50304051)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2020年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2017年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
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キーワード | 批判的思考 / 論理的思考 / 学習方略 / 理解の深化 / 内省 / 学習支援 / 教育 / 育成手法 / 論理思考 / 学習環境 / 論理的分析 / 学習支援環境 / 批判的思考力 / 育成モデル / 論理構造の視覚化 |
研究成果の概要 |
本研究で設計した教育手法を実施し、方略の構成要素である方略の適用条件を考えるために、理解が深化した学習者の特性の検討を行った。本研究の成果は、批判的思考における論理的思考を理解することの阻害要因は何かを考え、本研究の作業仮説としていた、阻害要因である論理的思考に対する誤解・前提という言葉のバイアスを観測した。また、その阻害要因を抑制し、浅い理解で留まりがちな知識である批判的思考を適切に理解するため学習方略を提案し、その方略に基づいた教育プログラムを設計し実施することで、批判思考における論理的思考の役割の理解が深化した学習者の特性について考察した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
正解のない問題に対して論理的に考えられるようになることが学術的・社会的にも重要との認識が広がっている。しかし、初学者にとって、論理に対する正しい理解を深め、批判的思考おける論理的思考の役割を理解し、正解のない問題に対して適切に論理的に考えることは難しい。論理的思考の理解の深化を促すためには、論理的思考に関する自分の理解が適切であるのかという点について内省を促す必要がある。本研究では、論理的思考について学習者に、自分で理解の誤りを気づかせ、その誤解を抑制する考え方を理解させ、適切な理解を促すという理解を深化させる学習方略を構成し、その実践を通じて学習者の変化の特性を明らかにした。
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