研究課題/領域番号 |
17H02002
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 多摩美術大学 |
研究代表者 |
楠 房子 多摩美術大学, 美術学部, 教授 (40192025)
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研究分担者 |
溝口 博 東京理科大学, 理工学部機械工学科, 教授 (00262113)
生田目 美紀 筑波技術大学, 産業技術学部, 教授 (20320624)
稲垣 成哲 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 教授 (70176387)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
13,000千円 (直接経費: 10,000千円、間接経費: 3,000千円)
2019年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
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キーワード | ユニバーサルデザイン / 聴覚障碍 / 人形劇 / センシング / 情報保障 / デジタルコンテンツ / 聴覚障害 / デジタル人形劇 / コンテンツデザイン / インタラクティブコンテンツ |
研究成果の概要 |
本研究では,聴覚障碍の有無に関わらず楽しめる,ユニバーサルな「デジタル人形劇」の開発を行った.本研究で開発する「デジタル人形劇」の目的は,以下の3点である (1)人形の台詞の自動追随表示手法の確立(2)複数のユーザが,人形劇に参加できる身体性を用いたインタラクションが可能なインタフェースの開発(3)楽しく情操的なデジタル人形劇コンテンツのデザイン.本研究では,人形劇に必要な視覚情報とその提示方法について,調査を行うと同時にシステムの実装を進め,人形舞台の可搬性と,システムの性能について予備実験を行った.システムを改良後,最終的には,特別支援学校および小学校で上演し本研究の有効性を検証した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
聴覚障碍者が,会話の内容を得る場合には,表情と口の形が大切な情報源になる.ところが,人形劇の場合は表情・口形ともに情報を得ることができないため,劇を楽しむことが非常に困難である.多くの舞台芸術では,手話劇がとりあげられているが,日本では手話を知らない聴覚障碍者が多いというのが現実である.また,日本では,デフパペットシアターひとみ劇団等が,台詞に頼らず,パントマイムや楽器などを取り入れて,身体表現や振動で会話を表現し,人形劇を楽しめるよう積極的に取り組んでいるが,小学校や幼稚園などで,健常の子どもも聴覚障碍の子どもも一緒に楽しめる人形劇の鑑賞の機会を得るのはまだ少ないのが現状である.
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