研究課題/領域番号 |
17H02005
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 独立行政法人大学入試センター |
研究代表者 |
南谷 和範 独立行政法人大学入試センター, 研究開発部, 准教授 (90551474)
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研究分担者 |
松崎 良美 津田塾大学, 学芸学部, 助教 (00822157)
渡辺 哲也 新潟大学, 自然科学系, 准教授 (10342958)
永井 伸幸 宮城教育大学, 教育学部, 准教授 (50369310)
楠 敬太 大阪大学, キャンパスライフ健康支援センター, 特任研究員(常勤) (70770296)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
16,770千円 (直接経費: 12,900千円、間接経費: 3,870千円)
2019年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2017年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
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キーワード | テスト研究 / 合理的配慮 / 発達障害 / 視覚障害 / 入試研究 / 障害者支援 / 支援技術 / ヒューマン・インターフェース |
研究成果の概要 |
発達障害や視覚障害を有する児童・生徒・学生への試験実施に際しては、問題冊子を用いた出題では不十分な場合がある。こうしたニーズに対応するために、冊子では実施できない配慮を実現するためのタブレットアプリを開発した。 当該アプリには本研究で開発した、コンテンツ(試験問題)の同一性を保持した厳正な拡大表示と音声読み上げ機能や、多障害に分散する諸ニーズに横断的に対応するための機能が導入され、実用性を担保している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発したアプリは、(1)試験当日における障害のある受験者の解答作業での利用にとどまらず、(2)作題者による試験問題の製作・校閲環境としての利用や、(3)受験者が当日の試験に先立ち事前に操作方法を学習できるデモ環境としての利用も実現し、多様な障害を有する児童・生徒のための能力測定に関わるプロセスを一体的にサポートできる成果物と評価できる。 そのため、試験配慮実施の実用システムとして発達障害や視覚障害を有する児童・生徒・学生が在籍する教育機関で使用可能な水準にある。加えて、当該アプリは、テストにおける障害者配慮の研究プラットホームとして、各分野の研究者に提供できる状態にもある。
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