研究課題/領域番号 |
17H02026
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文化財科学・博物館学
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研究機関 | 追手門学院大学 |
研究代表者 |
瀧端 真理子 追手門学院大学, 心理学部, 教授 (70330165)
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研究分担者 |
大原 一興 横浜国立大学, 大学院都市イノベーション研究院, 教授 (10194268)
和田 岳 地方独立行政法人大阪市博物館機構(大阪市立美術館、大阪市立自然史博物館、大阪市立東洋陶磁美術館、大阪, 大阪市立自然史博物館, 主任学芸員 (60270724)
佐藤 翔 同志社大学, 免許資格課程センター, 准教授 (90707168)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
12,220千円 (直接経費: 9,400千円、間接経費: 2,820千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2017年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
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キーワード | ミュージアム / 高齢者 / 博物館 / 寄附 / 互恵的関係 / 居場所 / 博物館経営論 / 資金調達 / 博物館経営学 / 博物館教育学 / 美術館 |
研究成果の概要 |
本研究は、博物館が高齢者に何を提供できるか、高齢者は博物館をいかに支えることができるかを、「博物館と高齢者の互恵的関係」という視点から探究した。博物館は市民の調査・研究の拠点として、また市民の創造性を刺激する活動を提供することで高齢者の居場所となりうる。一方、高齢者は資料の収集・保存のパートナーとして、また博物館への寄贈・寄附を通じて博物館を支えうる。これらの互恵的関係を構築している先進事例の参与観察や実態調査、高齢者を対象とした行動観察や活動実践を通じて、博物館側が直面している課題及び留意すべき点を検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国・自治体の財政難による博物館への税配分の減少、コロナ禍による休館と入館者減により、日本の博物館経営は厳しい状況に置かれている。本研究では英米の博物館における寄附金獲得戦略に関する調査結果を公表することで、もはや税金と入館料収入だけでは立ち行かなくなっている日本の博物館関係者に、博物館経営資源の多元化に資する情報を提供した。 また、2019年ICOM京都大会NATHISTでは大阪市立自然史博物館を会場に、博物館への「高齢者の参加と貢献」に関する発表の場を設けたほか、ICOMを中心とする国際会議での口頭発表9本をはじめとする英語での研究成果の発信に努めた。
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