研究課題/領域番号 |
17H02036
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
鈴木 裕之 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 助教 (20397053)
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研究分担者 |
小室 孝 埼玉大学, 理工学研究科, 教授 (10345118)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
10,790千円 (直接経費: 8,300千円、間接経費: 2,490千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
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キーワード | 生体認証 / 画像処理 / 撮像システム / パターン認識 / 画像 / 暗号・認証等 / 生物・生体工学 / 指静脈画像 / 照合手法 / 深層学習 / 社会システム / 画像認識 |
研究成果の概要 |
本研究では,イベント会場など大規模ユーザーが利用する場面での生体認証システムとして,センサーの前で手を振りかざすだけで高速に認証処理可能な指静脈認証システムの実現を目的とし,そのための指静脈画像のセンシング手法及び取得した指静脈画像を照合する手法等について研究を行った.研究成果として,近赤外光を利用した撮像システム及び動画像の複数フレームを利用した照合手法を開発し,提案技術によって高い照合精度で遅延の少ない指静脈認証が実現できる可能性を示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果が社会に与える意義としては,これまでの生体認証は,ノートPC等の本人のみが利用する機器の認証,銀行ATM等が利用の中心であったが,本研究で開発する技術が実現すれば,大規模なイベント会場などの不特定多数のユーザーが利用するサービスにおいても生体認証が普及すると考えられ,生体認証の適用分野が大きく拡大することが期待される.さらには,生体情報の安全な管理方法やユーザー規模の問題等の課題を解決できれば,財布やカードなどを持たなくても,買い物や公共交通機関の利用が可能な便利な社会が実現すると期待される.
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