研究課題/領域番号 |
17H02057
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
自然災害科学・防災学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
磯部 大吾郎 筑波大学, システム情報系, 教授 (00262121)
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研究分担者 |
田中 聖三 広島工業大学, 工学部, 准教授 (10439557)
浅井 光輝 九州大学, 工学研究院, 准教授 (90411230)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
15,600千円 (直接経費: 12,000千円、間接経費: 3,600千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
2017年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | 津波避難ビル / 衝突崩壊解析 / 津波災害 / 漂流物 / 都市解析 / 津波伝播解析 / 構造解析 / ASI-Gauss法 / VOF法 / 計算工学 / シミュレーション工学 / 構造工学・地震工学 / 津波 / 建築構造・材料 |
研究成果の概要 |
津波避難ビルは、浮力と流体力、さらには漂流物による衝突力に耐える必要があるため、各外力に対するその強度評価を可能な限り正確に実施する必要がある。そこで本申請課題では、津波とその漂流物が津波避難ビルに作用する現象を精査することを目的とし、津波避難ビルの安全性照査システムを構築し、様々な数値解析を実施した。特に津波災害の再現解析を行い、建物の損壊・転倒などを引き起こす要因について検討し、避難ビルの設計方針に関する知見を取得した。また、OpenMPによるノード内並列計算手法を導入することで、大規模計算の高速化を図り、都市全域の建物をモデル化した解析を実施した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
津波の波高・流速・流況変化に応じた流体圧力変化を詳細に再現し、同時に建物の倒壊・流失などの強非線形現象を再現可能とした点に学術的意義がある。また、社会的には既設避難ビルの安全性照査および補強計画、新設ビルの設計外力の設定や建設場所の選定などに役立つことが期待できる。さらに、津波被害の他にも、高潮による氾濫や豪雨による内水氾濫、河川堤防破堤による氾濫被害に対する街全体の安全性評価が可能となるなど、水害対策全般への大きな波及効果が期待できる。
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