研究課題/領域番号 |
17H02069
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
自然災害科学・防災学
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研究機関 | 大阪大学 (2019-2020) 首都大学東京 (2017-2018) |
研究代表者 |
牛尾 知雄 大阪大学, 工学研究科, 教授 (50332961)
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研究分担者 |
丸田 章博 大阪大学, 工学研究科, 教授 (40252613)
楠 研一 気象庁気象研究所, 台風・災害気象研究部, 室長 (40354485)
平林 晃 立命館大学, 情報理工学部, 教授 (50272688)
岩波 越 国立研究開発法人防災科学技術研究所, 水・土砂防災研究部門, 総括主任研究員 (60221793)
高橋 暢宏 名古屋大学, 宇宙地球環境研究所, 教授 (60425767)
吉川 栄一 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構, 航空技術部門, 主任研究開発員 (70619395)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2020年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2019年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
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キーワード | レーダ / 気象 / フェーズドアレイ / Cバンド / フェーズドアレイレーダ / 偏波 |
研究成果の概要 |
本研究では,C帯フェーズドアレイレーダ実現に向けて,システム検討,グランドクラッタ除去,圧縮センシングによる空間分解能向上技術に取り組んできた.アンテナ形状の検討では,球型形状がサイドローブレベルの方位角,仰角依存性等の特性上最も優れていることがわかった.また,MMSE規範によるビーム形成の検討を行った結果,地面方向へのサイドローブレベルを,パラボラアンテナに比して数十dB低く抑えることができることがわかった.また,圧縮センシング技術の検討では,ビーム幅を数倍程度細くすることと同等の空間分解能向上を得ることができることが示された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
局地的な豪雨や竜巻など,地球温暖化や都市化の進行と共に,気象災害の防止に対する社会的な重要度は年々増している.本研究では,気象庁等での導入が期待されている次世代のC帯偏波フェーズドアレイ気象レーダの研究開発を行った.検討したレーダは,機械的な走査方法を一切用いない,マルチビームが可能な固定型のデジタルビームフォーミング技術を用いたフェーズドアレイレーダ方式であり,アレイ形状や信号処理,ビームスケジュール等のシステムシミュレーションを実施,その実現の可能性が示された.
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