研究課題
基盤研究(B)
数値流体力学,医用画像,電気生理学を用いて,胃・幽門・十二指腸における食物流動の計算モデルを開発した.胃と幽門の運動機能が適切に協調しないことによって,排出速度遅延や十二指腸から胃への逆流が生じることを示した.また,高齢者などにおいて胃体部のスローウェーブの伝播速度が変化しており,これが排出速度に影響を与えている可能性を示した.
潰瘍や癌がないにも関わらず胃痛や胸やけを訴える疾患を「機能性ディスペプシア」と呼び,消化管運動障害がその原因と考えられている.しかしながら,胃内部の食物流動を観察することは困難であり,消化管運動と食物流動の関係は十分明らかでない.本研究では,胃内部で生じる食物流動のコンピュータシミュレーション(数値流体力学解析)を実現した.
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