研究課題/領域番号 |
17H02078
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生体医工学・生体材料学
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
吉原 利忠 群馬大学, 大学院理工学府, 准教授 (10375561)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
18,460千円 (直接経費: 14,200千円、間接経費: 4,260千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 15,080千円 (直接経費: 11,600千円、間接経費: 3,480千円)
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キーワード | りん光 / イリジウム錯体 / りん光寿命 / イメージング / 酸素 / 細胞 / 組織 / スフェロイド / 可視化 |
研究成果の概要 |
本研究では,Ir錯体を基軸としたマルチカラー発光酸素プローブ分子を設計・合成し,3次元培養されたスフェロイド内の酸素濃度および濃度分布を,共焦点顕微鏡を用いて高感度,非侵襲的にイメージングした。また,実用的な酸素濃度解析試薬として,高い細胞親和性を示すレシオ酸素プローブ分子を開発した。これにより,平面培養細胞では得られないより組織に近い状態で,酸素濃度解析が可能となり,個々の細胞内代謝過程の違いや,がん腫瘍など低酸素組織内部の酸素化状態について明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
酸素は,我々が生命活動を維持するために必要不可欠な分子です。本研究では,組織モデルとして良く利用されている細胞塊(スフェロイド)内の酸素レベルを明らかにする方法論の開発に取り組みました。得られた研究成果から,スフェロイド内部の細胞は,外側の細胞に比べてより低酸素環境に陥っていることが分かりました。この知見は,がん腫瘍など,細胞が異常増殖し血流が不十分な組織内の酸素レベルを明らかにすることに繋がり,がんの発見,診断,治療法の開発に貢献することができます。
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