研究課題/領域番号 |
17H02116
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療技術評価学
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研究機関 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 |
研究代表者 |
山本 玲子 国立研究開発法人物質・材料研究機構, 機能性材料研究拠点, 上席研究員 (20343882)
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研究分担者 |
清水 良央 東北大学, 歯学研究科, 助教 (30302152)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2019年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2017年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
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キーワード | 生体吸収性金属材料 / 水素発生 / 空孔形成 / リスク評価 / レギュラトリーサイエンス / in vitro評価 |
研究成果の概要 |
近年、生体吸収性金属材料としてMg合金の適用が広範な分野で急速に進められている。しかし、分解に伴う水素発生により組織中に空孔が形成され、インプラント周辺組織の正常な修復を妨げる例が報告されている。従来の生体吸収性高分子・セラミックス材料には分解に伴い水素を生じるものはなく、組織中の空孔形成リスクの適切な評価法はない。そこで本研究では、in vitroにおいて人体内環境の再現による空孔形成挙動の解明を行う。さらに、in vivoでの空孔形成量・組織障害性データと合わせ、空孔形成リスクの適切な評価手法の確立を目的とする。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Mg合金は、体液中の水と反応して容易に分解するため、生体吸収性金属材料としてステント・骨接合材等幅広い領域での医療応用が期待されている。これらのデバイスは、損傷部位の修復後には不要になるが、除去には再手術が必要であり、患者の肉体的・金銭的負担であった。Mg合金製デバイスの実用化は、このような負担の解消に有用である。本研究で開発した空孔形成挙動観察手法は、Mg合金の空孔形成挙動に影響を及ぼす生体内環境をin vitroにて再現可能であり、Mg合金製デバイスの適切な空孔形成リスク評価に適用可能であり、Mg合金製デバイス開発に貢献できる。
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