研究課題/領域番号 |
17H02137
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
山脇 正永 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (30302855)
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研究分担者 |
檀 一平太 中央大学, 理工学部, 教授 (20399380)
栢下 淳 県立広島大学, 人間文化学部, 教授 (40312178)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
13,260千円 (直接経費: 10,200千円、間接経費: 3,060千円)
2019年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
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キーワード | 嚥下運動 / 脳機能マッピング / 嚥下障害 / コネクトーム / コホート研究 / 誤嚥性肺炎 / 脳機能画像 / ボーラス形態 / フレイル / 超高齢者 / サルコペニア / リハビリテーション / 食認知 / 摂食嚥下 |
研究成果の概要 |
本研究では、加齢および食内容による嚥下中枢間のネットワークへの影響を明らかにし、大脳・延髄間ネットワークの修飾による嚥下運動の新規治療方法の開発の基礎となるデータを得られた。研究の範囲は臨床応用への科学的エビデンスの確立と臨床応用の準備を行う部分にあり、その後の臨床治験については別途研究を継続する予定である。 本研究の直接の結果として、現在対症療法しか存在しない嚥下障害に対する新たな治療法の基盤が得られた。本研究で使用されたデバイスはベッドサイド或いは在宅でも使用可能なものであり、今後医療分野においても臨床的に広く利用されることが予想される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の直接の結果として、現在対症療法しか存在しない嚥下障害に対する新たな治療法の基盤が得られた。関連領域への意義として、1)神経可塑性への知見、2)CPG (central pattern generator)パターン制御の生理学的背景の解明、3)ロボティックスへの応用:咀嚼・嚥下運動の中枢・末梢メカニズムを解明することによって、リハビリテーションに応用すべく嚥下運動のsystem再現が可能となった。現在までに発表されているモデルと異なり、大脳―CPG連関の嚥下制御回路のアーチテクチャー、咀嚼・嚥下リズム生成に関する数学モデルを踏まえた嚥下運動再現への試みに発展することが期待される。
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