研究課題/領域番号 |
17H02156
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 大阪体育大学 |
研究代表者 |
石川 昌紀 大阪体育大学, 体育学部, 教授 (20513881)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 8,450千円 (直接経費: 6,500千円、間接経費: 1,950千円)
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キーワード | 二関節筋 / 競技スポーツ / 超音波 / 陸上 / パラアスリート / 水泳 / 発育発達 / 筋シナジー / 筋電図 / 筋肉 / トレーニング / 腱スティフネス / マルチ電極 |
研究成果の概要 |
競技スポーツ選手の下肢の筋腱・骨格の形態的特徴とそれらの機能との関係について明らかにすることを目的とした.その結果,同じ走運動でも陸上短・長距離選手でパワー発揮や運動効率を求める目的の違いによって,筋の振る舞いや活動動態と形態的特徴に関係があることが明らかとなった.また,動作の機能的側面から複数の筋活動の協同性やパターンを評価する筋シナジー分析の結果から,走速度を高める上で筋活動は単純化され,単・二関節筋の違いというよりも動作に対する機能的な応答による筋活動パターンが存在し,この特異的な筋活動パターンが競技スポーツ選手の形態的特性として出現している可能性が示された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果の学術的意義は次の3点である.(1)陸上短・長距離選手の下腿と大腿における形態の特徴と動作の機能的な関係について明らかにした. (2) 走速度の増加に伴う複数の筋活動の協同活動を行う機能的な意味を筋シナジー分析によって明らかにした.(3) ヤリ投げや義足アスリートの下肢筋群の形態的特徴が短距離選手や水泳選手と異なった.これらの結果は,競技スポーツの特異的な動作における機能性と関係しており,競技特性に応じたトレーニングの重要性を示した点は,学術的かつ社会的価値がある.
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