研究課題/領域番号 |
17H02165
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
宮松 直美 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (90314145)
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研究分担者 |
岡村 智教 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (00324567)
辰巳 友佳子 帝京大学, 医学部, 講師 (00757685)
志摩 梓 滋賀医科大学, 医学部, 客員准教授 (20635958)
西川 智文 京都光華女子大学, 健康科学部, 教授 (20647945)
呉代 華容 滋賀医科大学, 医学部, 非常勤講師 (30708681)
田中 英夫 滋賀医科大学, 医学部, 客員教授 (60470168)
東 さおり 滋賀医科大学, 医学部, 助教 (20803951)
市川 瑞希 滋賀医科大学, 医学部, 特任助教 (50835931)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
16,900千円 (直接経費: 13,000千円、間接経費: 3,900千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
2017年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
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キーワード | 乳がん検診 / 受診勧奨 / 介入研究 / クラスター無作為化比較試験 / 環境調整 / クラスターランダム化比較試験 / がん検診 / レセプト / 慢性疾患管理 / 乳がん / 産業保健 / 行動変容 / マンモグラフィ / 機会提供 / がん健診 / 保健行動 / RCT / 医療費分析 |
研究成果の概要 |
本申請課題では、乳がん検診の機会提供型介入(職場にマンモグラフィ検診車を派遣)による検診受診率向上効果を、事業所ベースのクラスターランダム化比較試験により検討することを主な目的とした。その結果、一般集団に比べて乳がん検診受診率が低かった就労集団において、職場にマンモグラフィ検診車を派遣する機会提供型介入により、乳がん検診受診率が大きく向上し、全体の受診率は1年間で当面の政府目標である50%を超える結果となった。 また、検診車派遣の効果はこれまでに受診歴のない者で最も大きく、機会提供型介入の効果は、健康行動を生じにくい層で特に高いことが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
職場へのマンモグラフィ検診車派遣は、従来実施されてきた個人への情報提供介入による検診受診勧奨と比較して、乳がん検診受診率を大きく向上させた。この効果は、1年間で当面の政府目標である50%を超えており、これまでに受診歴のない層により有効であることが示された。本成果は、壮年期女性の重要な健康課題である乳がんの早期発見への解決策のひとつとなると考えられた。
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