研究課題/領域番号 |
17H02170
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
竹中 晃二 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (80103133)
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研究分担者 |
上地 広昭 山口大学, 教育学部, 准教授 (60367084)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
16,900千円 (直接経費: 13,000千円、間接経費: 3,900千円)
2019年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 8,840千円 (直接経費: 6,800千円、間接経費: 2,040千円)
2017年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
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キーワード | 学校ポジティブ教育 / メンタルヘルス / 強み / 学校エンゲイジメント / ストレス / メンタルヘルス・プロモーション / レジリエンス / 健康教育 / ポジティブ教育 / 長所 |
研究成果の概要 |
我が国の学校においては,不登校,いじめ,暴力などの他,児童・生徒において学習意欲の低下,社会性の欠如,基本的ライフスタイルの乱れが報告されている。深刻さを増すこれらの課題を解決するためには,個々の問題に対する従来型の対症療法ではなく,児童の自発的行動を促す,学校全体を巻き込んだ包括的アプローチの実践が必要とされている。本研究の目的は,児童を対象に,肯定的なメンタルヘルス(メンタルヘルス・プロモーション)および個々人の「強み」の強化を目的とした『学校ポジティブ教育カリキュラム』を開発し,その効果を学校エンゲイジメント,ストレス,意欲などの心理社会的変数を児童のみならず教師から検証することである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我が国の学校関係者は,現在,児童・生徒において次々と現れる個々の問題への対応に追われるばかりである。しかし,従来型の対症療法型の対処では,もぐら叩きに似て,どれも本質的な予防措置になっていない。本研究では,「こころのメタボリックシンドローム」,すなわち感情コントロールの未熟さ,自尊感情・自己効力感の低さなどのネガティブ要因の解消に向けて,ポジティブ要因に特化した教育プログラムの開発を行い,その効果を多角的に検証した。本研究では,学校全体として,正規授業や課外活動の中に取り入れることができるポジティブ教育として,「強み」の評価・活用など児童の活性化をねらっている。
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