研究課題/領域番号 |
17H02185
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 国立感染症研究所 |
研究代表者 |
立川 愛 国立感染症研究所, エイズ研究センター, 室長 (10396880)
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研究分担者 |
山本 浩之 国立感染症研究所, エイズ研究センター, 室長 (80574615)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2019年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 9,100千円 (直接経費: 7,000千円、間接経費: 2,100千円)
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キーワード | 免疫老化 / 感染症 / エピジェネティクス / T細胞 / HIV / DNAメチル化 / 慢性ウイルス感染 / HIV感染症 |
研究成果の概要 |
高齢者で問題となる疾患の多くは、免疫学的制御の破綻と関連する。加齢とともに免疫老化と呼ばれる状態に至ることが明らかとなってきたが、その詳細なメカニズムは解明されていない。本研究では獲得免疫応答の中心であるT細胞に注目し、免疫老化における機能低下・異常のメカニズムを明らかにすることを目的とした。免疫老化が病態の本質であるHIV感染症をモデルとして、HIV感染者由来のCD4陽性メモリーT細胞について、網羅的なDNAメチル化解析を行ない、免疫老化の進んでいると考えられる群では脱メチル化が亢進していることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、免疫システムの司令塔であるT細胞に焦点を絞り、免疫老化に伴い起こる変化について解析を行い、 ゲノムDNAにエピジェネティックな変化が生じていることを明らかにした。本研究を行うことによって、高齢者や免疫学的弱者における感染症や各種疾患に対する予防法の開発に向け基礎的知見を提供することで、超高齢化社会を迎えつつある我が国での健康維持と医療費の削減に貢献することができる。
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