研究課題/領域番号 |
17H02195
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
子ども学(子ども環境学)
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研究機関 | 白梅学園大学 (2019-2021) 同志社大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
松田 佳尚 白梅学園大学, 子ども学部, 教授 (60342854)
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研究分担者 |
渡部 基信 同志社大学, 研究開発推進機構, 嘱託研究員 (30649306)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
16,120千円 (直接経費: 12,400千円、間接経費: 3,720千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 9,620千円 (直接経費: 7,400千円、間接経費: 2,220千円)
2017年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | 人見知り / 乳児 / 発達 / 遺伝子 / 気質 / 遺伝 / 感情 / 個人差 / 脳 / 発達・子育て / 実験系心理学 |
研究成果の概要 |
1,520名の乳児を対象に、人見知りの発達変化について1年間の縦断調査を行った。人見知りの個人差が大きく、6ヵ月で既に人見知りが現れている乳児もいれば、12ヵ月を大きく過ぎてから現れる乳児、人見知りがほとんどない乳児、一過的(1ヵ月以内)に強く表れる乳児、持続的に現れる乳児などさまざまであった。しかし人見知りが現れるのは一度きりで、2回のピークが現れることは稀であった。また乳児の爪から遺伝子の抽出を行った。接近―回避に関わると考えられる遺伝子(COMT、DRD4、5-HTT, MAOAの多型)ならびにオキシトシン受容体(OXTR)のSNPs解析を上記1,520名中、1,301名に対して行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人見知りのメカニズムを明らかにすることにより、本研究は科学的な立場から養育者や保育者への提言やアドバイスになると確信する。「人見知りは自分の育て方のせい」と悩む母親へのメッセージになるだろう。また定型発達の一段階である人見知りについて、個人差を定性化・定量化することにより、発達検査の指標として、医学・心理学・教育学など多くの分野に貢献することも可能となる。
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