研究課題/領域番号 |
17H02202
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物分子化学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
中村 浩之 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 教授 (30274434)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2020年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
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キーワード | がん治療 / 低侵襲 / ホウ素 / インテグリン / アルブミン / 中性子捕捉療法 / 中性子 / 化学修飾 / 生体分子 / ホウ素デリバリーシステム / 結合部位同定 / マレイミド / クロソドデカボレート / 生体高分子の化学修飾 |
研究成果の概要 |
ホウ素薬剤 BPAと加速器中性子源による頭頸部腫瘍へのホウ素中性子捕捉療法(BNCT)が我か国て承認された。本研究では、BPA非感受性がん患者に対する BNCT適応疾患拡大の実現を目的とした。 本研究では、ヒト血清アルブミン(HSA)をホウ素キャリアとし、多くの腫瘍細胞表面に高発現しているインテグリンへのターゲティング機能をもつホウ素化アルブミンcRGD- HSA-MIDを開発した。cRGD- HSA-MIDはBPA非感受性がんであるヒト脳腫瘍U87MG細胞に対し、高い集積性を示し、U87MG脳腫瘍Xenograftモデルでは、高いBNCT抗腫瘍効果を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
BNCTは、ホウ素薬剤 BPAと加速器中性子源との組み合わせによる頭頸部腫瘍への治療が2020年3月に世界に先駆けて我が国で承認された低侵襲がん治療法である。現在、承認された薬剤はBPAのみであり、BPAが適応できないがん患者も多いことから、新しいホウ素薬剤の開発がのぞまfれている。本研究で開発したcRGD-HSA-MID はBPAが取り込まれるメカニズムとは異なるのみならず、BPAに抵抗性を示す悪性脳腫瘍に有効であることから、次世代ホウ素薬剤として期待される。悪性脳腫瘍は難治性疾患の1つであり、その治療薬の社会的意義は大きいと考えられる。
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