研究課題
基盤研究(B)
本研究においては、生体防御に関わる複合脂質について、その合成法の確立および関連化合物の合成を行うとともに、得られた化合物をリガンドとする受容体/タンパク質因子を介した生物活性の評価および分子間相互作用の解析を行った。我々が最近見出した脂質認識疎水性部位における極性残基部位の結合安定性への寄与の解析と、相互作用を利用した脂質分子の設計、新規有用化合物の創製を目指した。
本研究では、生体防御機構に関わる環境中あるいは生体内の複合脂質分子について合成・解析を進め、まだ未知の部分の多い自然免疫-獲得免疫の連携・調節機構を含めた生体防御機構の解明のため、有機化学の強みを生かした活性分子設計、新規合成、および分子プローブを利用した解析手法を開発した。また、新規免疫制御性物質の創製についても行った。免疫機構の理解と制御に関わる鍵分子を武器に、人類の生命を脅かす感染症や癌、大きな社会問題ともなっているアレルギー疾患等に関する分子レベルでの理解を深めるために貢献出来たと考えている。
すべて 2022 2021 2020 2019 2018 2017 その他
すべて 国際共同研究 (8件) 雑誌論文 (17件) (うち国際共著 5件、 査読あり 17件、 オープンアクセス 5件) 学会発表 (108件) (うち国際学会 26件、 招待講演 18件) 図書 (3件) 備考 (3件)
European Journal of Organic Chemistry
巻: - 号: 20
10.1002/ejoc.202200109
Scientific Reports
巻: 10 号: 1 ページ: 15766-15766
10.1038/s41598-020-72280-4
Org. Biomol. Chem.
巻: - 号: 19 ページ: 3659-3663
10.1039/c9ob02724f
ACS Chemical Biology
巻: 15 号: 2 ページ: 353-359
10.1021/acschembio.9b00700
The Journal of Organic Chemistry
巻: 84 号: 19 ページ: 12680-12685
10.1021/acs.joc.9b02101
Bioorg. Med. Chem. Lett.
巻: 29 号: 8 ページ: 970-973
10.1016/j.bmcl.2019.02.018
Chemical Communications
巻: 55 号: 5 ページ: 711-714
10.1039/c8cc07322h
Tetrahedron Lett.
巻: 60 号: 16 ページ: 1083-1090
10.1016/j.tetlet.2019.03.043
Advanced Synthesis & Catalysis
巻: 360 号: 19 ページ: 3810-3817
10.1002/adsc.201800901
Angew. Chem. Int. Ed.
巻: 57 号: 31 ページ: 9655-9659
10.1002/anie.201802983
巻: 印刷中 号: 20 ページ: 3824-3830
10.1039/c7ob03205f
Innate Immunity
巻: 24 号: 5 ページ: 323-331
10.1177/1753425918777598
Bioorganic & Medicinal Chemistry Letters
巻: - 号: 9 ページ: 1638-1641
10.1016/j.bmcl.2018.03.042
Organic Letters
巻: 19 号: 24 ページ: 6482-6485
10.1021/acs.orglett.7b03043
Sci. Rep.
巻: 7 号: 1 ページ: 1-14
10.1038/s41598-017-09894-8
Journal of Biological Chemistry
巻: 292 号: 37 ページ: 15378-15394
10.1074/jbc.m117.791780
J. Org. Chem.
巻: 82 号: 15 ページ: 7832-7838
10.1021/acs.joc.7b00945
https://chem.keio.ac.jp/fujimoto-lab/
http://www.chem.keio.ac.jp/~fujimoto-lab/