研究課題
基盤研究(B)
われわれの作製したArc-dVenusマウスは、活性化神経細胞が蛍光蛋白質で標識されるトランスジェニックマウスである。このマウスを用いて、海馬歯状回顆粒細胞が、さまざまな刺激によって特有のパターンで活性化され、そのパターン形成に遺伝的な要素が大きく寄与していることを見出した。また、自閉症や統合失調症のモデルマウスにおいて、神経細胞の活性化パターンに特有の異常があることを報告した。
本研究の成果は、海馬における情報処理機構の解明や、さまざまな脳・精神疾患の病態解明に向けての重要な足掛かりとなることが予想される。また本研究は、神経科学の分野において独自性の高いものであり、国内外のさまざまな研究に影響を与えることが期待される。
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すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 7件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)
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