研究課題/領域番号 |
17H02232
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
坂部 晶子 名古屋大学, 人文学研究科, 准教授 (60433372)
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研究分担者 |
賽漢卓娜 長崎大学, 多文化社会学部, 准教授 (20601313)
首藤 明和 長崎大学, 多文化社会学部, 教授 (60346294)
奈倉 京子 静岡県立大学, 国際関係学部, 准教授 (70555119)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 中国 / 社会主義的近代 / 近代家族 / ジェンダー / 周辺領域 / 家族 / 社会主義的近代化 |
研究成果の概要 |
本研究は、中国における社会主義的近代化の時期と改革開放期以降の転形期を軸に、中国の周縁的領域での女性の生の経路の長期的な変容を実証的に再構成することで、ジェンダーと社会主義体制下での近代化との関わりを解明することを目的とするものである。経済の市場化以降は、資本主義諸国と同様、主婦化といった現象もみられるが、現在の中国の社会や家族に社会主義的近代化が与えた影響は大きいと結論づけられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、中国の家族、ジェンダーの専門家たちのとの共同研究を通じて、中国の社会主義的近代化推進期の重要性について分析してきた。こうした点は日本の家族研究ではあまり注目されておらず、その理論的枠組みである近代家族論をそのまま中国社会の家族やジェンダー分析に適用することの困難さや、中国で階級から自律的なジェンダー領域がさほど重視されなかった理由を明らかにしたが、それは現代の中国理解の基盤ともなるものである。
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