研究課題/領域番号 |
17H02254
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
観光学
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研究機関 | 大阪国際大学 |
研究代表者 |
林 幸史 大阪国際大学, 人間科学部, 准教授 (10567621)
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研究分担者 |
岡本 卓也 信州大学, 学術研究院人文科学系, 准教授 (30441174)
小杉 考司 専修大学, 人間科学部, 教授 (60452629)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
10,010千円 (直接経費: 7,700千円、間接経費: 2,310千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 旅行キャリア / 旅行熟達 / 過去の旅行経験 / 観光写真調査法 / 観光資源 / 記憶に残る旅 / 観光写真 / 観光者の視点 / 印象深い旅の経験 / 観光支援 / 観光行動 / 旅行者の熟達過程 / 観光地イメージ |
研究成果の概要 |
本研究では、次の3点を明らかにした。第一は、旅慣れた人は、荷物をコンパクトにまとめ、交通機関を乗り分けてスムーズに移動できるだけでなく、観光資源に対する評価基準が確立されており、旅先でのトラブルなども肯定的に捉えることができることである。第二は、旅慣れた人になるには、歩く旅や一周旅など、移動すること自体を楽しむ経験が必要であることである。第三は、旅慣れることによって、その土地の日常的な風景に視点が向かうようになることである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで、観光者の行動特徴を明らかにする研究においては、人口統計学的変数や心理学的変数でセグメンテーションすることが主流であった。本研究は、それらの研究とは一線を画し、過去の旅行経験という切り口から、旅行経験を積むことで熟達する存在として観光者を捉え直した。そして、熟達した観光者となるために必要な経験や、観光資源に対する視点や評価の変化を明らかにした。このことから、本研究は、日本人の観光旅行の充実と拡大に貢献する可能性を有している。
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